ウィンドリペア(ガラスリペア)とは
ウィンドリペア(ガラスリペア)
ウィンドリペアとは、主に自動車のフロントガラスに使用される合わせガラスの修理法です。
キズのついたフロントガラスのままでは車検を受ける際に合格が不可能な為、フロントガラスの交換をしなくてはなりません。
ウィンドリペアでは飛び石などで出来たキズの部分に特殊樹脂液(レジン)を注入し、硬化させることにより、外観上の修復とキズの進行を防ぐ事が出来る手法です。
この手法で修理する事により、通常10万円以上するフロントガラスの交換を回避することが出来、車検にも問題なく通過することができます。
上記が基本的な割れになります。
※各割れとも衝撃点部分の仕上がりについては、うっすらシミ状のものが見える程度になります。
ウィンドリペアのメリット
・修復したら視野や強度ともに大幅に向上いたします。
・ガラス交換に比べ低コストで修理できます。
・短時間(1~2時間程度)での修理が可能です。
ウィンドリペアのデメリット
・キズの状態によっては修理跡が残ります。
・最大でも500円玉程度までの修理になります。
・多少の修理跡(シミ)が残るため、走行中に気にされる方にはガラス交換をオススメします。
ウィンドリペアのリスク
ウィンドリペアの作業では、衝撃点(小石等が当たった場所)を加圧する作業工程があり、作業中に割れが拡大する場合があります。
※特にフロントガラスを接着している範囲では応力が強く働いている為、作業中に割れの拡大するリスクの高い範囲となります。
※キズ部分に雨水が侵入している場合、最初にキズ部分の水分を取り除く必要がございます。
その際に、割れの周囲を加熱する必要があり割れが伸びるリスクを伴いますので、基本的には割れの中に水分のない状態での修理を推奨しています。
※大前提で割れが発生後に、ガラスコーティングは絶対におやめください。
ガラス面がツルツルになる為、特殊樹脂液が入り難くなります。
修理は可能ですが仕上がりに大きく差が出来る事がございます。
放っておくと危険⚠ 少しでもリスクを減らすため
・温度変化によってヒビ割れが広がってしまう。
・走行中の風圧により、ヒビ割れが広がってしまう。
・走行中の振動や車体の捻じれにより、ヒビ割れが広がってしまう。
・ドア開閉時の内圧で、ヒビ割れが広がってしまう。
上記のような色々な要因が考えられますので早めの対処をお願いします。
割れが出来たら直ぐに修理する事が望ましいのですが、ご都合で中々修理に行けないときの対処法
割れ部分の水分、ゴミ等をしっかりと拭き取り傷口に異物がない状態にして傷口にテープで養生してください。
※修理するまでは、撥水剤、ガラスコーティング等は避けてください。
特殊樹脂の入りが悪くなり仕上がりに大きく差が出来る事が御座います。
修理作業に入る前に、お客様に状況のヒヤリングを行いますので
割れた時期、撥水剤、ガラスコーティングの有無を教えて頂きます。